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マユゲの夏休み 〜第三章「アジア満喫」〜



 12時30分、マレーシア・コタキナバル国際空港に到着。帰りの便のリコンファームしなきゃ。帰りはフィリピン航空(PR)で、セブのマクタン空港に行き、そこでトランジット。
PRのカウンターを探し、あちこちで尋ねたところ、フィリピン航空の便をマレーシア航空(MH)が代行しているので、MHのカウンターで手続きできるとのこと。
へー、そうなんだ。そこでは、ちょっと手間取られたが、無事リコンファームも完了。

 気分もスッキリ、タクシーカウンターでチケットをゲット、市街へ向かう。料金はRM15(※ちなみに1RM<リンギット>=約¥30)。

運ちゃんは無口だった。

 5分ほどで、コタキナバルの中心にあるショッピングセンター、その名も「センターポイント」に到着。さあて、どうしようか。まずはこの荷物降ろすためにも、宿だな。

 この街で行きたいところは、屋台街と市場。このふたつに近く、さらに明日朝に利用する予定の長距離バスターミナルにも近い、カンポンアイルという区画で宿探し。安宿らしき看板がいくつか見える。そのなかから、夜、屋台がでるという広場の真ん前、「ホテル・ラフレシア」をチョイス。ガラスの扉を開ける。ギギギ・・・。

 そこは狭いロビーで、こじんまりしたカウンターの向こうには電話しているおばちゃん一人。これフロントかな? 電話は長かったが、受話器を置いたところで話しかける。シングルルームは空いてますか? 今晩一晩だけです。うーん、空いてるのはダブルですか。いくらになりますか? RM55、プラス、鍵のデポジットRM10か。(オッケー安い安い。)部屋見せてもらえる? いいじゃなーい。オーケー、オーケー、ここにするよ。

というわけで、201号室で荷物を降ろす。

 カンポンアイルを歩き回り、既に結構汗ダクだったが、シャワーは後回し、軽登山靴を部屋備え付けのビーサンに履き替え、街中へGo! ねえねえ、このビーサン履いて外 出ちゃっていい?ちょっと市内見て回ってくるね! フロントのおばちゃんはいくつかポイントを教えてくれた。オーケー、このホテルの前の屋台は夕方5時ごろから始まるのね。分かりました、Bye!


 まずは、長距離バスターミナルへ。途中、いくつかのオープンエアのカフェ(いや、定食屋だな)の横を通る。いいねー。みんなのんびり茶してるよ。

 ターミナル付近へ到着。ジャパニーズが一人で歩いていると、やっぱり声を掛けられる。あー、分かった分かった、いいから、ほっといて。明日の朝、自分でタクシーかバス捕まえるから。でもやたら頑張る奴がひとり。ミニバスの手配屋だ。話しているうちに、今、お金は払わず予約はできるという条件をゲット。予約確認書を受取り、別れる。じゃあ、また明日の朝ね!

 お次は海沿いの市場のほうへ。「男26歳、東南アジア一人旅」の風情を醸し出しつつ、街並みを眺め、プラプラと進む。めっちゃ気分がいい。

これだけでなんかアジアっぽい。

 10分ほどで、マーケットへ到着。肉をさばく建物、鶏がいっぱいいる建物、そして、魚がずらりと並ぶ生臭い建物……。めっちゃ、アジア。

ここはお魚市場。

 そういったところを通り抜けると、海に出る。このコタキナバルという街は、実は港町なのです。すぐ先には小島が見える。貨物船あり、モーターボート(木製)あり。このボートは市民の足として活躍している風である。とにかく活気に溢れている。

ボートを操縦してるのは子供たち。

 港の端っこの岸壁に腰をかけ、しばし黄昏ていたが、ふと横に落ちているメンコを発見。

何故か、キティちゃんと仮面ライダー。

 なんか妙にうれしいんだけど。

 立ち上り、さらに歩を進めると、今度は野菜・果実類のマーケット。ちっこいバナナとか、マンゴーとかがあふれている。おっ、スイカうまそうじゃん。

寝てるよ、おやじ。

 代わりに出てきた息子(?)が応対してくれる。1/4切れでなんとRM1.5(約¥45)。食べやすいように包丁を入れてもらって、

あっと言う間に食っちゃった。

 その後、手工芸品の屋台を覗きつつ、2階建ての建物の1階、日用雑貨が並ぶマーケットへ。階段を上がって、歩道橋から下を観察してみる。

 おいおい、危ないよー。結構交通量の多い道なのに、みんなガンガン横断しまくる。

手慣れたタイミングでサッと渡るんだな。

 この街は信号が少なく、交差点はロータリーになっているところが多い。なもんだから、みんな容赦なく道を横断する。

こっちもだ!

 歩行者もドライバーも心得たもんだねーなんて思いつつ、歩道橋から再び建物に入る。1階は日用雑貨だったが、2階はだだっ広い定食屋。 現地の人たちがまったりメシ食ったり、茶したりしてる。すかさずマユゲもその中に混じり、

ファンタオレンジを注文。

 看板娘らしき、お嬢ちゃんが食事を勧めてくる。うーん、じゃあ、名物「ナシ・ゴレン」食べちゃおうかな? ※ちなみに、ナシ=ご飯、ゴレン=焼く、っちゅー意味。要はチャーハンです。

ナシゴレンにはスープもつきました。

 うまいよ、マジで。でもこのお嬢ちゃん、まだ12〜3歳って感じなんだけど、やったら堂々としてるんだよね。26歳のマユゲ捕まえて「Good boy!」だって。 アリガトゴザッス。でも、仕事はしっかりするんだよ、こっちの子は。ほんと偉い! ニッポンのガキどもがどーしょーもないだけに、マユゲいたく感心。

 帰りがけにキミの写真とっていいか?って聞いたら、急に子供らしく照れちゃってかわいかった。上半身か?とか聞いてきたり、角度気にしたり……。そのうち、パパさんに「一緒に入って」だって。やっぱり子供だね。

パパさん「えっ!? 俺も?」

 お嬢ちゃん、「Next visitでまた寄ってね」って送ってくれた。おう、元気でな! See you! さあ、まずは目標であったナシゴレンをクリア。まだ陽も高い。ちょっとバスで足伸ばしちゃおうかな? (つづく)
2000年8月14日(月)

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