mayugeのダラダラ放浪紀 ここがホントにヨーロッパ文明発祥の地 !? ギリシャ (Greece)

「ロドス島」篇 その2  (Rodos-2)


 ロドスの夜


セント・ニコラス要塞
 夕方、新市街のほうへ足を延ばしてみた。午前中に到着したコマーシャル・ハーバーと呼ばれる港とは別に、こちらにはマンドラキ・ハーバーという港がある。その港の堤防の端には、かつての要塞が残っているというので近くまで行ってみる。

 夕陽に照らされてやわらかい色を発する石壁が印象的であった。しばらくの間、桟橋に座って透明度の高い水をぼんやり眺めていたのだが、日が沈むころになってもう少し先にあるビーチまで歩を進めた。


今日も幻想的な色だ
 このあたりには大型のリゾートホテルが建ち並んでいる。カジノなんかもあったりした。城壁内の旧市街とはまったく違った雰囲気だ。

 するとちょうど日没になった。折りたたまれたビーチパラソルの向こうで、太陽がその日最後の光を雲に向かって懸命にぶつけているのが目に入った。毎日繰り返されていることとは言え、その美しさには毎回心を奪われてしまう。

 さあ、腹も減った。おうちへ帰ろう。


夜の城壁

夜の騎士団通り

夜のイポクラツース通り
 旧市街へ戻ると、日中とはまったく趣の異なった光景が出迎えてくれた。城壁や通り、店などがきれいにライトアップされていて実に素晴らしい。石の壁と白熱灯の灯りというのは相性がいいらしい。その灯りにつられてなのか、人通りは相変わらず多い。ギリシャでは夕食は遅くから始まって遅くまで続くものとのこと。ここでも、郷に入れては何とやらで、各国から集まった観光客のグループたちが楽しそうに食事をしている様子が見て取れた。

路地裏のタベルナにて
 大通りであるソクラツース通りから一本奥まった道を歩いていたら、さらにそこから延びる横道を利用してタベルナが営業しているのを発見。マユゲもそこで夕食をとることにした。

 家と家の間の細い道にテーブルを並べただけのつくり。天井は星空だ。ひとりで食べるにはちょうどいいけど、ちょっともったいない気もする。今日のビールは、いつもよりちょっとだけ苦い。



2001.05.28 ロドス島にて

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